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工場の屋根修理方法と業者の選び方|法人担当者必見のチェックリスト

工場の屋根修理方法と業者の選び方|法人担当者必見のチェックリスト

常に厳しい環境にさらされている工場の屋根は、築年数が経つと劣化が進み、雨漏りや設備の故障、作業環境の悪化といった問題を引き起こします。放置すれば、建物の構造自体に深刻なダメージも与えかねません。 今回のお役立ちコラムでは、工場や倉庫の屋根を安全かつ効率的に修理するための具体的な方法や、工事の流れを紹介します。屋根の形状や素材によって、修繕方法はさまざま。 各修繕方法の費用目安から信頼できる業者の選び方まで、修繕に関わる担当者が知っておきたいポイントを解説します。屋根の修理を検討する際のチェックリストとしても、ぜひご活用ください。 ▼合わせて読みたい▼ 大規模修繕で使える補助金・助成金の種類と探し方【名古屋市の大規模修繕・防水工事は修繕ひらまつ】 工場の屋根に使われる主な屋根材とそれぞれの特徴 工場や倉庫の屋根材は、建物の規模や用途、建築時の予算によってさまざまな素材・形状のものが使われています。まずは、現在使用されている屋根材がどの種類にあたるのかを知ることが、修理方法を検討するための第一歩です。 以下に挙げたのが、一般的な工場の屋根の形状と素材です。 ・折板(せっぱん)屋根 金属板を蛇腹状に折り曲げた形状の屋根材で、大規模な工場や倉庫に最も多く採用されています。軽量で強度が高く、施工が容易で工期も短縮できるため、コストを抑えやすいのが特長です。 波形のため、強風の影響を受けにくく耐風圧性や排水性にも優れています。しかし、金属製ゆえに夏場の高温や、雨音が響きやすいなどのデメリットもあります。耐用年数は20~30年です。 ・波型スレート屋根 セメントと繊維を混合した波状の屋根材です。耐久性や耐火性、断熱性、遮音性に優れ、比較的安価なため、根強い人気があります。ただし、2004年以前の旧製品にはアスベストが含まれている可能性があるため、補修時には注意が必要です。形状によって耐用年数に差はありますが、一般的に20~40年ほどの耐久性を誇ります。 ・瓦棒屋根 金属板を瓦棒と呼ばれる角材の上にかぶせて施工する、伝統的な金属屋根です。材料費や工事費が安価なため、昔から広く採用されてきました。近年では、耐久性の高いガルバリウム鋼板が主流となっています。 耐久性は高いものの、経年劣化で芯となっている木が腐食してしまうと、屋根材を固定する強度が弱まってしまいます。トタン瓦棒屋根の寿命は25~30年程度、ガルバリウム鋼板瓦棒屋根の寿命は30~35年程度です。 ・陸屋根(コンクリートスラブ) 平らな形状の屋根で、主に鉄筋コンクリート造の大型工場・倉庫向けです。耐火性、断熱性、遮音性、耐久性が非常に高い反面、重量があるため、建物自体の構造が頑丈である必要があります。 屋上空間を建物の一部として有効活用できるほどの強度を誇るため、修繕が必要なのは主に防水層が劣化した場合です。周辺環境にもよりますが、20年をこえると修繕する必要が出てくるのが一般的です。 ▼合わせて読みたい▼ 大規模修繕工事の見積もりを取るときの注意事項について【名古屋市の大規模修繕・防水工事は修繕ひらまつ】 工場の屋根修理方法と工法の選び方 劣化状況や予算、工場の稼働状況にあわせて、最適な修理方法を選ぶことも大切です。工法によっては、工場の稼働を止める必要もあるかもしれません。 ここでは、工場の屋根修理に用いられる代表的な4つの修理方法を解説します。 カバー工法(重ね葺き) 既存の屋根材を撤去せずに、その上から新しい屋根材をかぶせる工法です。屋根撤去費用を抑えられ、工期が短く済みます。また、工場の操業を止めずに修理できるという大きなメリットも魅力。軽量な金属屋根材を重ねるため、建物の耐震性への影響も最小限に抑えられます。 さらに、既存の屋根にアスベストが含まれていても、建材を撤去しないため、アスベストが飛散するリスクが低いのも特徴です。ただし、屋根に穴を開けるなどの作業で飛散する可能性があるため、適切な飛散防止対策は必須でしょう。 一般的なカバー工法の費用相場は、1㎡あたり5,000円〜10,000円程度です。アスベストへの対応が必要となる場合は、対策費用が上乗せされるでしょう 葺き替え 古い屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に交換する方法です。耐久性や防水性、耐震性が向上する根本的な修理方法と言えます。 古い工場のスレート屋根の場合、アスベストが含まれている場合がありますが、葺き替えであれば専門業者による安全な撤去が可能です。アスベスト含有建材は「特別管理産業廃棄物」として扱われ、撤去・処分には費用がかかります。しかし、修繕によってアスベストのリスクを完全に排除できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。 一般的な屋根の葺き替えの費用相場は、1㎡あたり13,000円〜30,000円程度です。 屋根塗装 屋根の軽度なサビや色あせ、ひび割れといった表面的な劣化を補修し、保護塗膜を塗り直す方法をとる場合もあります。コストを抑えられる修繕方法ですが、下地材まで傷んでいる場合は効果が低いため、あくまで軽度の劣化や予防策として有効です。塗装の費用相場は、1㎡あたり4,000円〜8,000円程度です。 部分補修 劣化している特定の箇所(一部の屋根材やコーキング材など)のみを交換・補修する方法です。劣化範囲が狭い場合や、応急処置として行われます。根本的な解決にはなりにくいため、定期的な点検とあわせて検討する必要があります。 工事を円滑に進めるためのチェックリスト 屋根修理を円滑に進めるためには、事前に工事の流れを把握し、必要な準備を進めておくことが大切です。以下に挙げたのは、一般的な工事の流れです。 1.現地調査・診断 専門業者が屋根の劣化状況、構造、安全性を詳しく確認します。この際、劣化箇所の写真や診断報告書を提出してくれる業者を選びましょう。 2.工事計画・見積り提出 現地調査の結果に基づき、最適な修理方法と工法が提案されます。工事項目、使用する材料、工期、総額を明確に記載した見積り書を必ず受け取ってください。 3.契約・発注 見積り内容に納得できたら契約を結びます。工事中の騒音や粉塵、通行止めなど、近隣や工場内の従業員への影響についても確認しましょう。 4.仮設足場・安全設備設置 高所での安全作業を確保するため、仮設足場や安全ネットを設置します。 5.屋根材施工 選定した工法に基づき、屋根材の撤去や設置、下地補修、防水処理、細部の仕上げなどを行います。カバー工法では工場の操業を止めずに施工できるケースが多く、業務への影響を最小限に抑えられます。 6.完了検査・引き渡し 工事完了後、屋根の状態や雨仕舞、細部の処理に問題がないか最終確認を行います。完了報告書と工事写真で、施工内容について詳しく説明を受けましょう。   信頼できる業者を見つけるためのチェックリスト 信頼できる業者を選ぶことによって、スムーズな屋根修理が可能です。以下のポイントを参考に、複数社を比較検討しましょう。 ・建築業許可証の有無 500万円以上の工事には「建築業許可証」が必須です。この許可証を持つ業者は、一定の技術力と経営基盤がある信頼の証です。 ・工場屋根修理の実績 工場や倉庫の屋根は、一般住宅とは構造や規模が異なります。工場改修や大規模施工の経験が豊富な業者を選ぶことで、適切な提案やスムーズな工事が期待できます。 ・現地調査と診断力 現地調査を行い、劣化箇所を写真や報告書で客観的に示してくれる業者を選びましょう。 ・複数社の相見積り 複数社から見積りをとり、比較検討します。費用だけでなく、工法や使用材料、工期、保証内容など、総合的な視点で判断することが重要です。 ・アフターサービス・保証内容 工事後の長期保証(例:雨漏り保証)や、定期メンテナンスに対応してくれる業者を選びましょう。アフターサービスが手厚い業者を選ぶと、万が一のトラブル時にも迅速に対応してもらえます。 工場屋根修理は「修繕ひらまつ」にご相談ください 工場や倉庫の屋根は、日々の操業を守る“防衛ライン”であり、劣化を放置すれば雨漏りや設備損傷、生産停止といった甚大なリスクに直結します。 今回のコラムで解説した通り、屋根材ごとの特徴を理解し、劣化症状に合わせた最適な修理方法を選ぶことが、法人施設の資産価値を長期的に維持する鍵となります。カバー工法・葺き替え・塗装・部分補修などは、それぞれ費用・耐久性・工期に違いがあるため、事前の診断と計画が欠かせません。 また、工事を任せる業者選びも大きなポイントです。建築業許可証の有無や工場屋根修理の実績、見積り内容の透明性、保証やアフターサービスの手厚さなどを必ず確認してください。信頼できるパートナーを選べば、操業への影響を最小限に抑えつつ、安全で確実な修繕が可能となります。 修繕ひらまつでは、法人施設の現地調査から診断報告、修繕方法のご提案、長期的なメンテナンス計画まで一貫対応しております。ご相談は問い合わせフォーム、メールやお電話、またはショールームにて承っております。工場屋根修理の不安を解消し、安心の操業環境を整えるために、ぜひ「修繕ひらまつ」へお気軽にご相談ください。 2025年8月22日 更新
工場修繕大規模修繕の豆知識

我社は、経営理念を『三方喜し』と定めています。お客様の要望を、我々修繕ひらまつが提案・手配・工事管理をして、HRF会の職人さんがその技を尽くして実現し、お客様に喜んで頂く。それが我々の喜びです。という想いで創りました。

三方喜しとは、お客様の希望を叶えることで“喜んでいただく”こと、工事を担当した職人が持てる技術を十分に発揮し“喜んで”仕事ができること、そして私たち修繕ひらまつはお客様に喜んでいただけることで、弊社の存在意義を実感できる“喜び”、いつもこれら三つの喜びがあるということです。

これからも「三方喜し」の理念のもと、お客様満足度NO.1を目指してまいります。

この度、名古屋市にショールームを構えさせていただきました。
是非、お気軽にショールームにお越しください。

株式会社平松建工
代表取締役 平松 利彦

大規模修繕・マンション修繕
専門ショールーム SHOWROOM ACCESS

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